アレクサは子育てや知育に便利!という声を聞いた事がある人は多いはず。実際に使ってみると、子育ての負担が軽くなり、笑顔でいられる時間が増えました。
興味はあるけど…
使いこなせるかな?
最初は私も不安でした。いくら便利でも、使いづらいと放置しかねません。お手頃価格とはいえ、ガッカリしたくないですよね。
そんな心配も、この記事を読めばすっかり消え去るはず。アレクサを使う事で、生活が整う、親子で情緒が整う…そんな未来が見えてくると思います!
今回は、アレクサ(Amazon Echo)の活用方法を便利な順にお伝えします。
アレクサを買ってすぐ出来る子育て活用法
まずは、【アレクサを買ったらすぐに出来る事】から活用方法を紹介します。スマート家電を持っていないからアレクサは不要…と考えるのは大間違い。単体でも大活躍します。
定型アクション
この機能は、決められた通りにアレクサが行動(アクション)してくれる機能です。アレクサが日々のルーティンをアナウンスすることで、子供の生活リズムが整います。
我が家ではこのように定型アクションを設定しています。
- 6:50 英語かけ流しスタート
- 7:00 顔を洗いましょう。
- 7:05 歯磨きの歌スタート
- 7:10 朝ごはんです。
- 7:30 プリントの時間です。
- 8:00 ピアノの時間です。
- 8:30 幼稚園の支度をしてね。
- 8:40〔天国と地獄〕を再生
- 8:45 出発です。
口うるさくなってしまいがちな朝の支度が、すんなり進みます。出発前の「早く!」と言いたくなる時間帯には、音楽で急ぐムードを演出!自然と動きが早まりますよ…笑
第三者(AI)に言われると反発しようとも思わないみたいw
自分で行動できる仕組みをつくれるので、自立が進むのが最大のメリット。子供は「いつもと同じ」ことに安心する生き物、規則正しい生活を送れるので情緒も安定しますよ。
- 起床→出発までのルーティン
- お風呂の支度→片付け→入浴
- お稽古の持ち物準備→出発
- 寝る支度→オルゴール再生→就床
以前は、私が時計を見ながら声をかけていましたが、「まだぁ~!」とズレ込むことも多々。アレクサ導入で、時間を制する事ができるようになりました。
リマインダー
やる事を忘れないように、思い出させてくれるよう通知する機能です。例えば「ゴミの日」の朝7時に、リマインダーをセットしておくと…。
今日はゴミの日です。ゴミを集めて下さい。
と、家族みんなに聞こえるように、アレクサが鳴ります。パパを動かすトリガーになりますし、子供のお手伝いのきっかけにもなります。
このリマインダーは、もの忘れ防止のみならず、子供との約束ごとに使えます。
いつから宿題やる?
30分遊んだら?いいよ!
アレクサ、30分後にリマインドして!
すると、後程「宿題の時間です。」とお知らせしてくれます。子供にセットさせると、自分との約束を自分で守る習慣づくりに。
納得するだけ遊んで、しっかり欲求を満たしてから、学習タイムに臨む。親が呼びかけるよりも「やらされている感」が出ないので気に入っています。
他、日時が細かく指定できるので、忘れがちな事は全てリマインダーを設定しています。
- お稽古バッグを持つ
- お薬は飲みましたか?
- 生協の箱を出す
- 爪切りをする
- 駐車場代の振込
- ピアノの練習
リマインダーはスマホにも搭載されていますが、画面で通知される事になります。スピーカーは音声で家族皆にお知らせしてくれるのが強みです。
音楽やお話を再生する
童謡や英語の音楽を簡単に流せます!しかもアレクサは良い音です。
アレクサ!アンパンマンかけて!
と呼びかけるだけなので2歳でも操作可能。
デフォルトではAmazon Musicで再生されますが、自分の契約している音楽配信サービスとの連携も可能。私はApple Musicをアレクサで流しています。
定型アクションとの組み合わせで、毎日決まった時間に〔英語のかけ流し〕がスタートするよう設定しておけば、毎日確実に英語耳を育てる事ができます。
- Numberblocks
- Alphablocks
- 0歳からのえいごシャワー
- 耳から覚える英語の歌
- 三遊亭遊馬のこども落語
- 一休さんのとんち話
- せかいむかしばなし1~25
- 季節の童謡
音楽だけではなく、配信されているものであれば読み聞かせや落語も再生できます。読み聞かせは〔スキル〕や〔Audible〕でも流せるので、後ほど説明しますね。
とっても聞きやすくて楽しい落語音源。9巻まであり、色んなお話を聞く事が出来ます。絵の無い読み聞かせや落語は聴く力やイメージ力を強化するのにおすすめ。
買い物リスト
ハンズフリーでリストアップができます。台所での料理中「醤油が切れた、メモしなきゃ!でも今手が離せないし…あとで書こう。」となる事はありませんか?
しかし、マルチタスクの夕飯作り。リビングからは「ママ~!」の声。メモを忘れ、スーパーでも買い忘れ…。残念な思いをしたことのある人は多いはず。アレクサがあれば…
アレクサ!
買い物リストに醤油を追加!
この一声で追加されます。スーパーでアレクサアプリを開ければ、買い物メモがチェクリストとして表示されます。自動的にスマホと同期されるので買い忘れはありません。
調べものをする
子供が知りたい事を、すぐ調べられるのがありがたいです。娘は服を選ぶために「天気」を毎朝アレクサに確認しています。
アレクサ!気温教えて?
今日は長袖だね…
5歳の娘は〔最高気温25度以上で半袖〕〔30度以上でノースリーブ〕と、服を自分で調整しているので、必ずアレクサで気温を確認しています。
図鑑や辞書を使う習慣も育てる必要がありますが、日常生活を送る上で判断材料を得る方法を知っておくと自立に繋がります。
アレクサ、救急車って英語で何だっけ?
忘れてしまった英単語やフレーズを思い出すためにもアレクサは活躍。ネイティブの発音を鳴らしてくれます。
通話をする
アレクサには、電話を掛けて相手が電話を取ると通話の出来る〔電話機能〕と、相手が受電操作をせずとも、通話可能になる〔呼びかけ機能〕があります。
固定電話がなくても、アレクサがあれば、簡単にパパや実家に電話をかけられます。「ママが倒れた…!」など、子供のいざという時の連絡手段として用いる事ができます。
普段は内線のように使っています。
(1F職場にいる私)
アレクサ、リビングに呼びかけて。
呼びかけると、リビングがじんわりと映し出されます。着信音が鳴ると、娘が反応します。
(2階リビングにいる娘)
どうしたの?お腹へった~。
外出先からの呼び掛けも可能です。
カメラ付きアレクサだと、お互いが顔を見て会話でき、留守番中の部屋の様子も見られます。
小学生になったら…両親の仕事中に、子供が一人で帰宅する時にも、アレクサですぐ様子を見られるのは嬉しい。
赤ちゃんの寝ている部屋とリビングをリアルタイムで繋ぐベビーモニターとしても活用できますよ。
スキルを使う
〔Alexaスキル〕とはアレクサ向けのアプリのようなもの。スマホにニュースアプリや、読み聞かせアプリをインストールするイメージで簡単に使えます。
生活習慣を身に付けるのを促すスキル、子供の遊び相手や、絵本の読み聞かせをしてくれるスキルもあり、子育てを助けてくれます。
- 歯磨きくん
- ディズニーゴールド絵本
- おとえほん
- ピーボ ~絵本読み聞かせ~
- NHKニュース
- ピカチュウトーク
- しりとり
- ぴよログ(育児記録)
▼クリックすると詳細画面に飛びます。
おとえほんは、南果歩さんの朗読がとっても素敵でおすすめ。スキルなら無料で聴く事ができます。
スケジュールを管理する
園からのお手紙や、習い事のスケジュールを貰ったら、それを読みながら即カレンダーに音声入力することができます。
連携できるカレンダーアプリは以下の4つ。
- Amazonカレンダー
- Appleカレンダー
- Googleカレンダー
- Microsoftカレンダー
音声入力をすれば、すぐにスマホで確認できます。カレンダーに手書きしたり、手帳に写す必要もなくなります。
「アレクサ、今日の予定は?」と確認すると、読み上げてくれます。毎朝の定型アクションに〔予定の読み上げ〕を組み込んでおくのも便利。
私はGoogleカレンダーで〔1日前に通知〕が来るように設定しています。
うっかり予定を忘れる事が無くなったよ!
音声で本を聴く
アレクサでオーディオブックを流す事で、耳で読書をする事ができます。アレクサのスピーカーは音質が良く、とても心地よい朗読が流れます。
Amazonのサービスの一つ、「Audible」はプロのナレーターが朗読する書籍を聴けるアプリです。これが便利…なぜなら家事をしながら読書ができるから!
子供が小さいとゆっくり本を読む時間ってないよね。
寝かしつけをして、家事をして…母親って、自分の時間が少ないですよね。育児関連の書籍も多数配信されているので、家事をしつつ育児スキルをアップデートできるのは嬉しい。
それだけはでなく…子供向けの朗読も配信されているのです。
子供もうれしい!
30日間は無料で体験できるので、気になる本を一度読んでみて下さいね。
詳細はこちら⇒Amazoオーディオブック「Audibole」公式サイト
オーディブルを使いこなす方法については詳しく書いた記事はこちら。
アレクサ連携以外の便利な使い方も解説しています。
▼オーディブルでも聴けるおすすめの本。
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タイマーを音声で設定する
料理中で手が汚れている…。子供の相手をしているのでスマホを触りたくない…。そんな時に音声だけで操作できるタイマーは便利。
スマホでも出来るけど、そもそもかばんに入ったままになっている事もよくあります。咄嗟に使えるのが嬉しい。反応も早いです。
スマート家電と連携しよう
ここからは、子育て中に便利なアレクサ活用法【スマート家電と連携】篇です。スマート化を進める優先順位の参考にして下さいね。
家電のリモコンを音声操作する
スマートリモコンを購入し、アレクサと連携させる事で、音声で操作できるようになります。気温と連動してエアコンのON/OFFを自動で切り替え、常に適温にコントロールする事もできます。
- 電気を付けて
- テレビを付けて
- エアコンを付けて
- 全部消して
定型アクションを組む事で、外出時に全ての電源を切る事もできます。
生活のルーティンを自動化する事もできますよ。子育て面では、テレビ視聴時間のコントロールにも役立ちます。
- 「アレクサ!テレビ見せて」
- テレビの電源をON
- 「あと10分で終わりです。」予告
- 「あと5分で終わりです。」予告
- 5分後「テレビが消えます。」
- テレビの電源をOFF
- 英語の音楽を掛け流し
時間を守る、自制心を育む上で「事前予告」はものすごく大事なのですが、家事をしながらタイプキーパーをするのは大変。アレクサに任せると時間管理もラクです。
テレビの消えた後、自動で音楽を流すよう設定すると、静かになって寂しい雰囲気も解消され、テレビへの執着を和らげる事が出来ます。
お手持ちの家電にもよりますが、最初に導入すべきはリモコンだと思う!
安いものであれば2千円程度で購入できます。寝室用のリモコンはこちらを使っていますが充分です。
外出先から家電を操作する
スマートリモコンは、アレクサアプリを通じて、外出先からも使う事ができます。
夏…猛暑の中公園で遊んで、汗だくで帰宅したら、部屋が蒸し風呂。冬…仕事を終えて、寒空の下お迎えに行き、帰宅したら部屋が冷えきっている。
こんな生活に別れを告げる事ができます。
(帰る10分前)
エアコンつけて。
とアレクサアプリで打つか、話しかければ、家のエアコンをつけてくれます。
マジでこの夏重宝したよ…!
エアコンにはタイマー機能もありますが、帰宅時間が早かったり遅かったり、急遽外食になったりする事もありますよね。出先から自由に操作できるのは大きなメリット。消し忘れても安心です。
スマートカーテンと連携する
1 日の覚醒と睡眠のタイミングを司っている体内時計は、起床直後の太陽の光を手がかり
にリセットし、1 日の時を刻んでいます。(厚生労働省の睡眠指標より抜粋)
「睡眠」や「生活リズム」を整える鍵となるのが、起きてすぐ太陽光を浴びる事。スマートカーテンがあれば、光で快適な目覚めを迎える事ができます。
朝日ですっきり目覚める事ができると、朝の時間が充実します。
- 親子で遊ぶ
- 朝学習
- ピアノの朝練
- 料理のお手伝い
- 植物の世話
- ゆとりを持った登園準備
- 朝のルーティンの確立
これは導入して本当に良かったと思えるものの一つ。よっぽど特殊なものでない限り、どんなタイプのカーテンでも工具不要で簡単に設置する事が出来ます。
アレクサで制御する為にはカーテン+スマートリモコンが必要ですが、決まった時間に開閉するだけであればリモコンは要りません。
スイッチボットと連携
うちは電気もリモコン式じゃないし…。壁のスイッチ式じゃスマート化って出来ないんじゃ?
スイッチを押さなければならない電気や家電もSwitchBotを使えば解決します。小さな指ロボットが忙しいママの代わりに動いてくれます。
電気のスイッチや、給湯器のスイッチにSwichbotを設置すると、音声でコントロールできるようになります。定型アクションに組み込む事も出来ます。
- 19:30 お風呂を沸かします。
- 〔ふろ自動〕をSwitchbotが押す
- 19:40 あと5分でお風呂です。
- 〔お片付けソング〕スキル開始
- 19:45 お風呂に入りましょう。
古くて赤外線リモコンが無いエアコンも、アレクサでON/OFFが出来るようになります。(画像は実家のエアコンに設置したSwitchbot。かなり感謝されました。)
アレクサを子育てで活用する上で気を付ける事
発達の機会を奪わない
アレクサに限られた事ではありませんが、生活が便利になるにつれ、失われているものもあります。
- 指でスイッチを押す
- 蛇口をひねって水量を調整する
- 立つ・座る
- トイレのレバーを操作する
- 自分で時計を見て動く
- 辞書で調べる
センサーで流れるトイレや蛇口も増え、子供達が365日1日何度もやっていた指の動作は確実に減っています。体を動かす機会も減っています。
その分、手指の力加減を調整したり、運動遊びをする機会は、家庭が意識的に作らなければいけません。
小学校受験に臨まれるご家庭も含め、多くの親が求める学習成果は、様々な感覚が統合した上で手に入る最終産物です。各感覚が養われていないと土台が出来上がりません。
こちらの書籍でも述べられていますが、この土台がぐらついている子が多いのは、「現代社会の弊害」であるといった考え方もあります。世の中が便利になるにつれ、人間は頭と身体を使わなくなったということです。
便利になった分、質の良い遊びと関わりをしよう!
自分で時間を管理させる
アレクサはあくまでもママのアシスタント。子供には、自分で時間を逆算して、今何をやるべきかを考える力も身に付けて貰う必要があります。
小学校に入学すると、「中休みは〇時〇分までだから、そろそろ遊びをやめてトイレに行って、教室に戻らなければならない。」という計算を自分でしなければなりません。
幼児期には見通しをもって動く事ができていて欲しいですね。
我が家は、この時間割ボードを設置し、アレクサがルーティンを知らせる時は「〇時〇分です、△△をしましょう。」と時刻も知らせてくれるように設定しています。
時刻とセットでルーティンを覚える事で、今8時20分だから、あと10分遊べる…など、自分で判断してもらう事を大切にしています。
アレクサを子育てで使う場合のおすすめモデル
共働きならEcho Show5
ディスプレイやカメラの付いてるモデルですと、見守りカメラ的に使えるので、ワーママである私は、Echo Showをおすすめします。
画面は大き目のスマホぐらいのサイズ。コンパクトで、インテリアにも馴染みます。
また音楽やタイマーを止める時や、定型アクションの起動時に、タッチパネルで操作する事もできます。すぐ近くにいる時は指で操作する方が早い事も。
- テレビ電話が手軽に出来る
- 見守りカメラになる
- タッチパネルでも操作可能
- YouTubeが見られる
- AmazonPrimeVideoが見られる
- デジタルフォトフレームになる
※我が家は動画が見られる事は隠しています。
実家にもEcho Show5があるので「アレクサ、呼びかけて」とお願いして、ばぁばとよく顔を合わせています。
その他の場合はインテリアに馴染むものを
特にディスプレーが付いている必要性を感じない場合、スピーカー型のものをチョイスしましょう。寝室ではEcho Dotの第三世代を使っています。
小さいのに音質が悪くないのが嬉しい。
- 動画を見せるデバイスを置きたくない
- 見守りカメラを使う必要がない
- テレビ電話はスマホのLINEで良い
こんな方は、ディスプレーが無いものが合っていると思います。価格も低く、導入しやすいのもメリットです。
アレクサはセールで破格になる事があるよ!チェックしてみてね。
まとめ
アレクサについて知りたい人に、手っ取り早く活用方法が伝われば…と思い、便利な順に書きましたが、どれも優劣つけ難い機能ばかりです。
弊害のお話もしましたが、確実にメリットの方が大きいです。この核家族化社会、ママがラクで、家が平和である事に越した事はありません!是非アレクサに助けて貰って下さいね。
アレクサでスマート子育てを実現してね。