西松屋で何気なく買い物をしていた時に、偶然発見した「お風呂でペッタンあいうえお」から、使えそうな香りが強く漂って来たので購入してみると大正解でした~!
楽しい知育遊びに発展させる事が出来、活用次第で小学校受験対策にも繋げられるお勧め玩具です。どんな玩具なのか、学びに繋げる方法を書いていきます。
どんなおもちゃなのか?
お風呂用のおもちゃにお馴染み、EVA素材でできた長方形のピースに、50音のひらがなと絵が描かれたものです。ひらがなを覚える目的で使う事を想定して作られたおもちゃですが、もっと幅広く遊びから学びに繋げられて、割と万能です。
また、お風呂場の壁にくっつけられたり、お湯に浮かべたり出来るので娘(3歳現在)も面白いようです。数百円でこんなに遊べてコスパ◎
50ピース入り
【対象年齢】3歳以上
【1ピースサイズ(cm)】約 4.5×5.4×1cm
【素材】本体:EVA 吸盤:PVC ネット:ナイロン
対象年齢3歳以上とありますが、小さな部品も無い為、食いちぎって誤飲しない限りは安全なおもちゃです。低月齢のうちは、目を離さず一緒に遊んであげて下さいね。
西松屋のオリジナル玩具なので、西松屋店舗で店頭・通信販売されています。(一般的な玩具店には無い為注意。)
絵カードとして用いる遊び
語彙を増やす遊び(1歳〜幼稚園受験)
「これなぁに?」と聞いて名前を覚えるのに使え、語彙が増やせます。1歳後半からは、3枚程並べて「きりんどれ?」と尋ね、選んでもらうカルタ遊びもできます。お風呂に沢山浮かべて選ばす事で視野も広げられますね。
2歳頃からは、3ヒントゲーム「鼻が長くて体の大きい動物ど〜れだ?」等と尋ねる事で、話を聞く力や集中的思考力を育てる事もできます。
かくれんぼ・記憶(1歳〜)
カップ等で隠す事で、ワーキングメモリを鍛える事ができます。0歳さんであれば「いないいない ばぁ」と同じ感覚で隠したり見せたりするだけでも効果があります。
まずはカードを隠すところを見せます。面白おかしく「次はにわとりさん〜♪あっ!入っちゃった!」と被せていきます。
全てを隠しました。声に出して5秒数えて…「ここには何が入ってたっけぇ〜?」と尋ねます。
(隠す数・数える時間で難易度が変わるので、お子様の成長度合いに合わせて調整してみて下さいね。)
「桃だったね〜!じゃあ…お隣は?何だっけ??」と思い出して貰いましょう。「コケコッコ〜!鶏出てきたぁ!」と盛り上げると、結構喜びます。
私の使用しているカップは、こちら↓のコップ重ね玩具です。これは水遊び用の穴が空けてあるので、お風呂によく持ち込んでいます。コップ重ねも数百円で手に入る万能アイテムです。
仲間集め・分類(2歳頃〜小学校受験)
仲間作りができます。動物の仲間、虫の仲間、鳥の仲間、食べ物の仲間、魚の仲間…と分ける事で、上位概念・下位概念を育てる事ができます。他にも、「飛ぶ仲間」や、小学校受験でも大切になる「夏の仲間(季節)」「赤ちゃんを産む仲間」等、色んな仲間を見つけられます。
長さ・高さ比べ(3歳頃〜小学校受験)
仲間別に並べたら、「一番長いのどれだ?」「一番短いのはどれ?」「じゃあ…2番目に短いのはどれでしょう??」と聞いてみましょう。3、4歳頃から出来ますが、小学校入試でも順序の理解はよく出題されるので、こういったやりとりに慣れておくと良いですね。
仲間外れ(3歳頃〜小学校受験)
仲間わけが定着して来たら、写真のように5枚ほど選んで並べて、「この中に仲間外れがいまーす!どーれだ!」っと出してみます。「あ、ちょうちょは食べ物じゃない〜!」と答えてくれます。クイズ感覚、ゲーム感覚で行うのがポイントです。
射的遊び(3歳頃〜)
ピースを立てて、水鉄砲で狙って倒すという、射的遊びが出来ました。水鉄砲は人差し指に力を入れる必要があるので、手指が鍛えられます。3歳半現在、両手で引き金を引いています。(使っているのはセリアで見つけた水鉄砲。)倒れやすい場所にしっかり当てる必要がありますが、何度も繰り返すうちに「どこを狙えば倒れやすいか」を考えて、理解する事が出来ます。
お風呂で積み木遊び(3歳頃〜)
お風呂の蓋を少し閉めて机にし、積み木遊びができます。EVA素材で軽く、バランスを取るのが難しいのがかえって楽しいようです。指先でそっと乗せる必要があるので、巧緻性の向上にも役立ちます。娘も、私のシャンプー中「小鳥のおうち作るの…」と黙々と取り組んでおります。
お話作り(3歳~小学校受験)
沢山のカードの中から、好きなカードを選んでお話作りをする事ができます。「きりんさんが歩いていると雨が降ってきたので傘をさしました。お腹がへったのでリンゴとみかんを買って帰りました。」等…与えられた材料を用いて文を構成する力が養われ、コミュニケーション能力も高まります。また、想像力も鍛える事が出来ます。
ひらがなに親しむ遊び
個人差はありますが、3歳頃からひらがなに興味を持ち始めます。幼児期に読み書きをさせる必要は特にありませんが、興味が出て来たら広げてあげたいですね。
また、興味を持っていなくても、❝見たことがある❞のは、いざ覚えるとなった時に大きなメリットになります。習得は後でも良いですが、早めから親しんでおくに越した事はありません。
お風呂ポスターにくっつける遊び(2歳頃〜)
ひらがな表のお風呂ポスターと一緒に遊ぶ事で、あひるの“あ”はどこ?と探して「あいうえお」を並べて貼る事ができます。ダイソーのお風呂ポスターでも使えます!
ポスターとマグネットのピースがセットになって販売されている玩具もあります。
モンテッソーリにも同じ文字同士を対応させる教具がありますが、同様の遊びが出来ますよ。
言葉集め(3歳〜小学校受験)
この玩具はピースのみの販売であり、ポスターとセットで販売されている商品では無い為、絵柄が不揃いです。しかし、絵柄が違うおかげで、「海もうさぎも“う”から始まるんだね、他に“う”から始まる仲間はないかな?」と言葉集めに発展させやすいです。
言葉作り(3歳頃〜小学校受験)
小学校受験で、読み書きが問われる事はありません。名前が書ければ充分です。しかし、頭文字を繋げて出来るもの、言葉が音の集まりでできているという概念は必要になります。このおもちゃで「とんぼの“と”りすの“り”で何ができる?」「とり!」という言葉づくりが出来ます。また、左下に「とんぼ」等と名前が書かれており、さらに頭文字が赤で書かれているので、読めなくても「頭の音」というイメージを持たせやすいです。
しりとり作り(4歳頃〜小学校受験)
50枚のカードの中から探すのは結構大変なのですが、しりとり遊びをする事が出来ます。親が下ごしらえをして、5枚ほど集めておけば「この中からしりとりで繋がるものを探して繋げられるかな!?一つだけ繋がらないものがあるよ!」というよくある入試問題も作る事ができます。これは、複数の情報から結論を導き出す集中的思考力が養えます。
また、「逆さしりとり」をする事で、転換的思考力が身につきます。最初は理解するのが大変なのですが、このおもちゃを使いながら「さるの“さ”に繋がるものはどれでしょう〜?」「うぅーん…かさ!?」など、何度も考えているうちに楽しめるようになるでしょう。我が家では10個繋がりました。
同じ用途で遊べる玩具
水鉄砲で射的遊びはお風呂でしかできませんが、他の遊び方は、「あいうえお積み木」の使い方と実は同じなのです。
あいうえお積み木って、表にはイラストが、裏には文字がかかれているだけのシンプルな玩具で、遊び方がよく分からない…という方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、遊び方が定まっていないだけに、幅広く遊ぶ事が出来ちゃうんですよね。なので、かなりおススメの玩具です。
まとめ
一見「ひらがなを覚えるための玩具」と捉えてしまいそうな玩具ですが、このようにとても幅広く活用する事ができます。
「言葉あつめ」「言葉作り」「しりとり作り」「逆さしりとり」のような遊びは、なかなか出来ないと大人が思わず答えを言って教えてしまいそうになりますが、じっくりと考える時間を与えてあげて下さい。自ら正解を導けた達成感を感じる事で、考える事が好きな子供になって欲しいですね。
お風呂でできる、ちょっとした遊びですが、楽しみながら色んな力を育ててあげる事ができるので、おすすめです。