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遊びながら体幹トレーニング!子供が楽しめる方法とおすすめグッズ【集中力や学習意欲にも】

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アスリートが鍛えているイメージの「体幹」…実は幼児にとっても大切!体幹が強いと嬉しい効果がたくさんあります。

私は幼児教室で、乳幼児さんと「体幹を強くする取組(遊び)」を行っています。しかし、体幹を強くするには…

  • なるべく毎日
  • 気が付いた時に
  • 短時間を継続的に

この3つがポイント。おうちでも是非行ってほしい取組です。

ちぇっこ

でもおうちでトレーニングなんて…続く気がしない。

えっこ

大丈夫!コレなら出来そう!って思うものがきっとあるよ。

理想は、全身を使った運動遊びを通して、自然と体幹が強くなる事です。ただ昨今は、子供の遊び場が少なくなったり、車移動が増えたりと、運動する機会が減っています。

今回は、教室で行っている方法をベースに、「簡単」「無理強いなし」「子供主体」で楽しく取組める体幹遊びを紹介したいと思います。

なぜ子供の体幹が大切なの?

体幹筋は胴体の正しい姿勢を維持させるための、すべての筋肉を指します。体幹を強くすると、運動面だけではなく、精神的にも良い効果をもたらします。

体幹を鍛えるメリット
  • 姿勢が良くなる
  • バランス感覚が良くなる
  • 運動能力が高くなる
  • 疲れにくい身体になる
  • 内臓が正しい位置に収まる
  • 集中力が上がる
  • 自己効力感が高くなる
  • 自己抑制ができる
  • 学習意欲が向上する

体幹の弱さは運動能力にも影響する他、小学校入試での「待つ態度」(三角座り・気をつけをして待つ)でじっとできず減点される要因にもなります。

それだけでなく、プリント学習中工作の説明中に体が動いてしまい、集中できない原因にもなります。受験をしない子も、学びの土台作りとして大切にしたいですね。

えっこ

我が子に「何故じっとできないの…!」「しゃんとして!」と怒りたくなったら、体幹は育ってるかしら?と一度立ち返ってみて下さい。

東京都と早稲田大学の共同研究
『子供の体幹を鍛える研究~正しい姿勢のもたらす教育的効果の検証~』
東京都職員研究センターより

おうちで遊びながら体幹トレーニング

幼児教室では…0歳乳児からの「バランシングセラピー」、乳幼児向け「キッズストレッチ」年少からの「受験体操」「キッズテニス」を行っています。

えっこ

プロの講師がレッスン中に伝えている方法を参考に、おうちで楽しく出来るようアレンジしてみました。

ケンケン・ケンパ

昔遊びの定番ですが、今はお外で誘っても他の魅力的な遊具に負けて、なかなかケンケンしたい…!とはなりにくいですよね。

そこで「動線ケンケン」「動線ケンパ」

写真のように、必ず通る廊下にマスキングテープで「ケンケン」「ケンパ」コーナーを作っておきます。すると毎回目に付きます…子供もただ廊下を歩くよりは楽しいので自らやり始めます。

ちぇっこ

親は「マークから落ちた〜!ワニが来る〜!!」と盛り上げるだけ!

自由にケンパで跳ぶことは出来ても、条件付きケンケン・ケンパ(マーク上を狙って飛ぶ)となると加減が調整できず、上手く飛べない事も多いです。受験体操は条件付きケンパです。

テープを貼る事に抵抗がある場合は、リングを使って遊ぶのも一つ。動線に置きっぱなしというわけには行きませんが、結構使い勝手良いです。

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お布団でマット運動

寝る前・起きた時…ついでにできるので、誘ってみましょう。

  • 丸太転がり
  • ゆりかご
  • 前転(でんぐりがえり)
  • 後転


これらはいずれも小学校受験で出題される事が多いです。

丸太転がりは、体の構造上、ただ転がるだけでは斜めに進みます。足幅や肩幅を調整して、まっすぐ進むには頭も使います。

前転も三半規管や脳の活性化に繋がるので遊びながら練習したいですね。まずはゆりかご(膝を抱っこして背中でゆらゆら)から習得に繋げましょう。

ハイハイ・くま歩き

赤ちゃんの「ハイハイ」は体幹を強め、歩き始めてからの転びにくい身体作りになります。そして、その進化系が高這い(=くま歩き)。

くま歩きは小学校受験でもよく出題されます。筑波大附属小学校でほぼ毎年出題される事で有名です。

両手両足を床に付けお尻を上げた状態で移動するこの動きは、意外と難しく、体幹に加え総合的な運動能力が必要です。

ちぇっこ

小学校の先生も、「よく体を動かして遊んで来た子か」「集中力・自己抑制力・学習意欲のある子か」を運動テストを通して見たいんだね。

床の雑巾がけ

小学校受験のみならず、幼稚園受験で出される事もあり、2〜3歳児クラスから行っています。ハイハイ派生の動きですね。ただハイハイするよりも、意味のある行動の方が子供もやりがいがあります。

お手伝いをして貰って、親が喜ぶ・褒める事で、自己肯定感UPも狙えます。また、雑巾しぼりは、鉛筆を長時間持っても疲れない手指の筋力・運筆力・巧緻性に繋がります。

「ママのお雑巾と○○ちゃんのお雑巾で〜ごっつんこ〜!」と時々わざとぶつかると喜びます。入試で行われる事もある雑巾がけリレーも子供にとっては楽しい遊びです。

えっこ

小学校受験しない子達にも是非やってほしい!!

手押し車遊び

子供は床に手をついて、大人が足を持ち、前進・後退します。

ハイハイの始まった赤ちゃんからできます。幼児になってからも、スキンシップの一つになりますし、甘えて来た時にも誘いやすい遊びです。

ただ筋力が未発達な子はしんどくなってしまう場合も。最初は骨盤辺りを支えてあげます。上手になって来たら、太もも⇒膝⇒足首と徐々にステップアップし、成功体験を積みながら取り組ませてあげましょう。

おうまさん・飛行機ごっこ

おうまさんごっこは、子供を背中に乗せて、四つん這いで歩き回る遊びです。

上下左右前後に揺れる等、大きな動きを加えると、落ちまい!と踏ん張る事で子供の体幹が鍛えられます。大人は大変ですが…笑

飛行機ごっこは大人があおむけになって、膝を曲げて、すねの上に子供を乗せて揺らす遊びです。おうまさんと同じ趣旨ですね。教室では6か月の赤ちゃんから行っています。

親登り

座ってる親によじ登る、立ってる親に登る遊びです。自分の身体を腕で支えながら、しがみついて登る動きは体幹を使います。

単純な遊びですが、スキンシップにもなります。小さいうちしか出来ないので、5~6歳頃までにたくさんさせてあげたいですね。

えっこ

うちの娘も大好き。よくパパの肩に立ってます…笑

遊びながら体幹トレーニングができるグッズ

これまで挙げてきたように、特に道具に頼らずとも出来る体幹遊びですが、グッズがあると幅が広がります。体幹強化におすすめのグッズ・スポーツトイはこちら。

Play SPOTo(プレイスポット)

「Play SPOTo」は、早稲田大学の広瀬統一教授と、総合キッズスポーツスクールの「biima sports」が共同開発した、スポーツトイです。

このレンガのような樹脂製のブロックで、様々な体幹遊び・運動遊びができます。その数なんど100通り!

48種類のプログラムカードに100通り以上のメニューがついて来ます。スポーツトイは使い方が限定されがちなので、飽きない工夫がされているのは嬉しい。

えっこ

対象年齢は、3歳から12歳まで…と長く遊ぶ事が出来るのも魅力的!

公式サイトで詳細を見る⇒Play SPOTo(biima sports) | あそびながらバランス能力を高めるスポーツトイ

トランポリン

体幹が鍛えられて、子供も大好きなトランポリン。手軽なのに負荷は強めなのが良い。

我が家は3歳の誕生日プレゼントにしましたが、4歳半現在も大好きです。やって欲しい時は、跳びたくなるような音楽を掛けています。

我が家はしょっちゅう跳べるように常設してます。立てかけると意外と場所を取りません。

Pon!Pon!Cube

トランポリンより省スペースで…という方には「Pon!Pon!Cube」もおすすめ。コロナ禍の運動不足解消に売れているアイテムです。

【メーカー直販ポイント10倍】Pon!Pon!Cube ポンポンキューブ トランポリン エクササイズ 室内の運動でダイエットに最適 静音

バランスボール

座るだけでもトレーニングになるバランスボール。

上体をボールの上に乗せて足を支えて前後左右に揺らすとゲラゲラ笑いながら、落ちまいと踏ん張りますよ。我が家ではテレビを見る時はバランスボールに座らせています。

こちらも嵩張るのでは…と思われがちですが、天井の隅に収納しておくと邪魔になりません。

バランスストーン

子供の大好きな飛び石も体幹を鍛える遊びなのですが、こちらはおうちで飛び石遊びができるグッズです。

足裏刺激になる形状がまた優れもの。足裏のバランスセンサーを刺激する事でバランス能力が向上する他、身体全体の動きへの神経伝導もスムーズになります

バランスエイト

平均台も教室で人気の遊びです。こちらは家庭用の平均台。

高さはありませんが、細くてカーブしているのでバランス感覚を養うのにぴったりです。ブロック式なので、簡単に片付けられるところも良いですね。

バランスボード

シンプルなボードですが、それだけに色んな使い方が出来ます。ソファーにアーチをかけて滑り台にしたり、お友達とシーソーしたり…。

親子で乗っても楽しめますし、他の玩具と組み合わせる等、幅広く遊べます。

ポックリ竹馬

ぽっくり竹馬も、負荷は軽いものの、体幹・バランス感覚が養えるおもちゃです。幼稚園や保育園で導入されている事も多いですね。

場所も取らず、手軽に導入できます。2歳半頃から遊ぶ事ができます。

ジャンピングボール

こちらはメーカー推奨年齢5歳からとなっております。ホッピングのボールバージョンですね。バネ部分がボールになっているので、お部屋の中でも出来るのが嬉しい!

私も子供の頃ホッピングが大好きでしたが…見た目よりしんどく、結構な運動量になります。

折りたたみ鉄棒

鉄棒は、1歳~小学生まで、長く遊べる遊具です。体幹のみならず、運筆に繋がる手の筋肉や、腕の筋力もつける事が出来る為、とても良い遊びです。

わざができなくても、捕まってぶら下がる「ぶらんこ遊び」は、背筋も伸びるため、姿勢がよくなります。膝を上に曲げることで、腹筋と背筋が鍛えられます。

「ツバメ」などの初心者向けのわざでも、体幹を強くする事が出来ますよ。

教室の鉄棒はこちらを使用しています。1歳さん達も楽しそうにぶら下がっています。4歳の娘は「前回り」「足抜き回り」に夢中です。組み立ても簡単で、スリムに収納できます。

大型遊具はご家庭に導入するのには勇気がいりますよね。思っていたサイズ感と違ったら、すぐに遊ばなくなったら、処分も大変だったらどうしよう…という不安がつきものなので、レンタルするもの一つの手です。

折りたたみ鉄棒は、楽天レンタルで借りる事ができます。

えっこ

子供が「逆上がりができるようになりたい!」という思いを強く持っているタイミングで、短期間だけ借りるのも良いですね。

関東の方は大型遊具レンタルのサブスク「Circle Toys(サークルトイズ)」で借りる事も出来ます。

トランポリンや、ふわふわ遊具、大型ジャングルジムの扱いもあります。月額制で色んな遊具がレンタルできるので、常に新鮮な気持ちで体幹遊びが出来ますね。

お外で遊びながら体幹トレーニング

五感を使いながら、全身運動の出来るお外遊びはやっぱり重要。日頃から公園で遊ぶ時間を作ったり、休日にも外遊びを取り入れたいですね。

公園での自由遊び

公園で自由に遊ばせていても、体幹は強くなります。楽しく夢中になっている時こそ発達は促されます。これらの遊びは体幹を強くしてくれます。

  • ジャングルジム
  • 総合遊具
  • 走る
  • 鬼ごっこ
  • 跳ぶ
  • 平均台(木の根っこでも)
  • 丸太登り
  • 木登り
  • 雲梯
  • 鉄棒
  • ボール遊び

特に総合遊具やジャングルジムは効果的な上に、どうやって進もう、ここに足がかりがあるな…手はここにかけてみよう。という空間認知能力思考力の強化にもなります。

いつも同じ公園だと遊ぶパターンや遊具に偏りが出るので、色んな公園へ出向くのもおすすめ!「こどもの運動能力がぐんぐん伸びる公園」がとても参考になります。

アスレチック

4歳頃になると、フィールドアスレチックへの挑戦もできるようになります。こちらも体幹、思考力、空間認知力が養われます。また、森や山中に作られている事が多く、自然を感じながら身体を動かす事が出来るので、とってもおすすめです!!

ワクワクしながら冒険感覚で進む事ができますし、やってみようと思う挑戦心困難に立ち向かう力と、苦労を乗り越えた時の達成感は、生きる力を強くします。

下の写真は先日娘と行ったフィールドアスレチックのスコアカード。右側のメンタル的な部分(非認知能力)が鍛えられるのが嬉しい。

おわりに

トレーニングさせなきゃ…と思うと億劫になりそうですが、今回紹介した遊びやグッズは楽しめるものばかりです。休園中や雨の日のおうち時間も充実させられそうですね。

逆に、体幹強化ってこんな良い影響があるのね…!是非毎日継続してトレーニングしたい!と思われた方は習慣化してしまうのも良いですね。

参考になるツイート↓(筋トレ…となってますが、やはり体幹強化がメイン。)

私も受験体操で指導しているとは言え、小学校受験で問われるから…というアプローチ以上に、「お子様の心身ともに健全な成長のために」向き合ってほしいなと思います。

もし、お子様の集中力や、机に向かう際の身体のフラつき、じっとできない…等が気になるのであれば、お子様の過ごし方を一度見直してみても良いかもしれません。

えっこ

是非取り入れてみて下さいね~♪